バーコードの種類
バーコードは世界で100種類以上もあると言われてます。その中でも代表的なコードの1つ、UPCコードについて詳しく紹介していきます。
UPCコードとは?
UPCコードは【Universal Product Code】の略で、アメリカとカナダでのみ使用されている共通商品コードです。
共通商品コードの歴史
米国フードチェーン協会などは、共通商品コードが必要だと考え1973年にUPCコードが作られました。
このUPCコードの制定を受けて、各国においても共通コード制定に向けての動きが始まり、1977年にEANコードが作られ、
JANコードはその翌年、1978年にJIS規格として制定されています。
UPCコードをもとにJAN/EANコードは作成されているため、UPCコードは共通商品コード始まりの存在とも言えるでしょう。
UPCコードのデータ構成
UPCコードは12桁で構成されているUPC-Aと8桁で構成されているUPC-Eの2種類が主に利用されています。
UPCコードはアメリカとカナダでのみ使用されているため、EAN/JANコードとは異なり先頭の国コードが存在しません。
その代わりに先頭桁にはNS(ナンバーシステム)キャラクタが付加されており値によってデータの情報が異なります。
アメリカ、カナダへの商品輸出
2004年まではアメリカ、カナダへ輸出する場合、UPCコードのマーキングが必須だったため、
米国の流通コードセンターが付番するUPC企業コードを取得する必要がありましたが、
2005年以降はアメリカ、カナダの小売業でもEAN/JANコードが対応されたため、EAN/JANコードでの輸出ができるようになりました。
しかしながらその対応も100%ではないため、アメリカ、カナダへ輸出する際には取引先に確認する必要があります。
取引先がEAN/JANコードに対応できていない場合にはUPCコードの新規登録が必要となります。
UPCコード登録の流れ
UPCコードの登録はJANコードと同じくGS1 Japan(流通システム開発センター)から登録申請が出来ます。
①U.P.C. Company Prefixの登録申請
事業者はGS1 JapanのホームページからU.P.C. Company Prefixの登録申請を行い、申請書類郵送と申請料納付をします。
※U.P.C. Company Prefixの登録申請を行う事業者は、GS1事業者コードの貸与を受けており、そのコードが有効であることが必要です。
②GS1 USへの申請手続き
GS1 Japanが登録事務を行いGS1 USへ申請手続きを行います。
③GS1 USからGS1 JapanへU.P.C. Company Prefixの通知
GS1 USにより申請内容が承認された場合、GS1 Japanに対してU.P.C. Company Prefixが貸与されます。
④GS1 Japanから申請事業者へU.P.C. Company Prefixの通知
GS1 Japanから申請事業者に対して貸与されたU.P.C. Company Prefixが通知されます
UPCコードの読み取りに最適なバーコードリーダー
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