バーコードリーダーの使い方
バーコードリーダーはその名の通り”バーコード”を”読取る”機器のことを指しますが、単純にバーコードデータを読取るだけの機器ではありません。
機器には複数の業務効率向上やミスを減らすための機能、設定が搭載されているため今回はバーコードリーダーで良く使われている使い方を5点紹介いたします。
バーコードリーダーの使い方5選
バーコードリーダーで良く利用されている使い方は下記の通りとなります。
■バーコードリーダーの使い方5選
- プレフィックス/サフィックス設定
- データ編集設定
- プレゼンテーションモード設定
- センタリング設定
- バッチモード設定
使い方その①|プレフィックス/サフィックス設定
プレフィックス/サフィックス設定は読取りデータの前後に任意のキャラクタを付加することのできる設定で、データの先頭に付加する場合はプレフィックス、データ末尾に付ける場合はサフィックスの設定を付加します。
■運用例
プレフィックスに良く使われる設定としてはバーコード種の判別に使われるコードIDをデータの先頭に付加する設定です。
サフィックスに良く使われる設定としては”改行”や”TAB”をデータ末尾に付加して、読取り後に入力を確定させたり、次のフィールドに移動するために使用されます。
その他にも任意の文字など、キーボードで入力できるほとんどのキャラクタを付加することができるため運用方法に応じた設定が可能です。
設定その②|データ編集設定
データ編集設定とは読取り後のバーコードデータに対して編集することができる設定です。
■運用例
データ編集設定で良く使われる設定の1つとして、読取り後のバーコードデータに対して不要な部分を取り除く抜き取り設定があります。
他にもHoneywell手持ち式バーコードリーダー1950gでは、データの途中で任意のキャラクタを挿入したり、特定のキャラクタを変更する置換設定など柔軟な編集が可能です。
設定その③|プレゼンテーションモード設定
プレゼンテーションモード設定とは自動読取りモードとも呼ばれており、トリガーを引いて読取りを行うのではなく、常に読取りする状態で目の前にきたバーコードを自動で読取り続ける設定です。
■運用例
Honeywell定置式バーコードリーダー7680gなどの、スキャンをする際に手でトリガーボタンを押す必要のない現場での運用に向いています。
設定その④|センタリング設定
センタリング設定とはバーコードをスキャンできるエリアを限定できる設定です。
■運用例
読取り対象の近くに複数のバーコードが接近している場合、中心にエリアを絞ることで希望のバーコードのみ確実に読取ることができるため、他のバーコードに対しての誤読防止に使われております。
設定その⑤|バッチモード設定
バッチモードとはリアルタイムでデータを転送するのではなく、読取りデータをバーコードリーダーへ保存しておき、任意のタイミングで接続端末へ一括でデータを送信する設定です。
■運用例
Honeywellのバーコードリーダー8680iなどのウェアラブルリーダーで使われる設定で、データを一通りスキャンしてから端末へ送信することができるため、ホスト端末とバーコードを読取る場所がBluetooth範囲外での運用に向いております。
バーコードリーダーの使い方まとめ
バーコードリーダーはさまざまな機能が搭載されており運用に合った使用が可能で、今回紹介した設定を組み合わせることも可能です。
機能を使いこなすことで■アプリケーションの開発工数や業務の効率などを大幅に削減することもできるため、運用方法が決まりましたらまずはお気軽にお問い合わせください。
さまざまな運用に適したバーコードリーダー
弊社ではご運用に沿った選定サポートから、ご評価用デモ機の手配、導入後のサポートまで一貫して行っております。あらゆるコードを瞬時に読み取るHoneywellのバーコードリーダーをお試しください。