ポカヨケとは？

ポカヨケとは、工場などの製造ラインや物流倉庫のピッキング・出荷管理などで行われる作業ミスを物理的に防止する仕組みや装置のことを指します。使用すべき部品ではないものが生産ラインに流れたときに次工程へ進まないように作業者に通知を出したり、出荷すべき製品ではないものが出荷ラインに紛れた場合などにアラートを出したり、などがポカヨケにあたります。一致照合と呼ばれることもあります。

どんなポカヨケがある？

ARグラスや音声ソリューションを併用したものや、デジタルピッキングやアソートシステムなどの大掛かりなものまで、ポカヨケを実現する仕組みは多数あります。先にあげたポカヨケは、既存の運用を根底から見直す必要があったり、既設の設備を使用できずに費用をかけて行う必要があるものが大半です。最も導入のコストを抑えて実現できるポカヨケとして、商品や部材についたバーコードを使用したポカヨケがあります。

バーコードを用いたポカヨケとは？

既に商品や部材に張り付けられたバーコードを使用するポカヨケは、照合元（マスター）となるバーコードをあらかじめ登録、もしくは照合時にはじめに読み取り、その後照合先のバーコードを読み取ったタイミングで、照合元のバーコードと比較し【OK】か【NG】といった情報を作業者に通知することでポカヨケを実現します。従来、このバーコードを用いたポカヨケにはハンディターミナルを用いて行う必要がありましたが、近年ではハンディターミナルに比べてコストを抑えて導入ができるデータコレクタを採用してポカヨケを行う企業が増えております。