バーコードの種類
バーコードは世界で100種類以上もあると言われてます。その中でも代表的なコードの1つ、Codabarについて詳しく紹介していきます。
Codabarとは?
Codabar(コーダバー)は、2000年にJISで規格化され日本ではNW-7の名称で呼ばれているバーコードで、
宅配便の配送伝票、図書の貸出管理、会員カードなど様々な用途で使用されており特に連番印刷などで良く使われる数字用のコードです。
※いくつかの記号(- , $ , /, . , + )も使用することができます
Codabarのデータ構成
Codabarのデータ構成としては、NW-7という日本の名称の通り、Narrow(細バー)とWide(太バー)の7本で構成されております。
データの先頭と末尾にA,B,C,Dいずれかのスタート/ストップキャラクタが付加されておりこれによりバーコード種の分類をすることができます。
Codabarのメリット
Codabarを使用する大きなメリットとしては、構成がシンプルで大きく間隔がはっきりしていることから読取り精度が高く、プリンターで印刷した場合でも容易にスキャンできることです。
他にもスタートストップキャラクタの組み合わせにより分類を分けることができたり、単純な連番に強いメリットもあります。
スタートストップキャラクタ
Codabarにはスタートストップキャラクタと呼ばれるA,B,C,Dのいずれかのキャラクタが先頭と末尾に付加されます。
用途としてはコード種を分類したり、システムを作る際、スタートキャラクタとストップキャラクタの組み合わせによりバーコードの分類をすることがあります。
分類を行う例
- A-A:商品バーコード
- B-B:商品の定価
- C-C:特価
- C-D:大特価
- D-D:会員カード番号
Honeywellのバーコードスキャナはデータ転送の際、スタートストップキャラクタの表示/非表示や、大文字/小文字の切り替えをシステム側ではなくスキャナ側で変更することも可能です。
※ご運用内容に沿った設定がスキャナ側で対応可能かどうかはご気軽にお問合せください
チェックデジット
Codabarにはセルフチェック機能があるため通常チェックデジットは必要ありませんが必要に応じて使用することもでき、ストップキャラクタの前に入れます。
利用できるチェックデジット決まってはいませんが一般的にモジュラス16という計算方式を使用することが多いです。
その他にも、7DR/7DSR/9DR/9DSR/モジュロ10 ウェイト2/モジュロ10 ウェイト3/モジュロ11/加重モジュロ11など様々な種類がありますが、
使用する前には読取るバーコードスキャナがその種類のチェックデジット読取りに対応しているか確認を行う必要があります。
Codabarの読み取りに最適なバーコードリーダー
Codabarを始めとした様々なバーコードを正確に読み取るHoneywellのバーコードリーダーは、世界中のビジネス現場で採用されています。弊社では運用に合わせた製品の選定サポートから、ご評価用デモ機の手配、導入後のサポートまで一貫して行っております。あらゆるコードを瞬時に読み取るHoneywellのバーコードリーダーをお試しください。