バーコードの種類
バーコードは世界で100種類以上もあると言われてます。その中でも代表的なコードの1つ、Code39について詳しく紹介していきます。
Code39とは?
Code39は数字、英字(大文字)、いくつかの記号、合わせて43個のキャラクタを扱うことができるバーコードシンボルです。
英数字の表現や誤読が少なく信頼性が高いことが特徴で製品の品番などの工業分野に利用されております。
Code39のデータ構成
Code39のデータ構成は、5本のバーと4本のスペースの合わせて9本で1キャラクタを表現しており、その内3本が太いバーとなり、
この9本中3本の太いバーというデータ構成がCode39の名前の由来で海外ではCode 3 of 9とも呼ばれることがあります。
スタートストップキャラクタは"*"を使用しておりバーコードに自動で付加されるキャラクタとなります。
Code39の用途
Code39の用途としては、英数字といくつかの記号が使えることから工業分野において作業指示や現品ラベル、軍事の資材管理などに利用されています。
Code39のメリット
Code39を使用するメリットは、誤読が非常に少なく、信頼性が高いところです。
※Code39の誤読率は、300万文字に1文字、チェックデジットを使用すると1億4900万文字に1文字とされています
誤読率の低さは、以下の3点が組み合わされていることが理由となります。
- 他のバーコード比べて1つのキャラクタを表すために使うバーの数が多い
- スタートストップキャラクタを付加することにより"部分読み取り"を防止
- セルフチェック機能を持っている
それに加え桁数は可変に対応して、数字、英字(大文字)、いくつかの記号が使えることから非常に汎用性のあるバーコードといえます。
Code39のメリットまとめ
- 誤読率が非常に低い
- 可変の桁数に対応
- 数字、英字(大文字)、いくつかの記号を使用できる
Code39のデメリット
Code39を使用するうえでのデメリットは、他に比べてバーコードのサイズが大きくなる点です。
1キャラクタを9本のバーで表示することは誤読率を低くするためのメリットであるのと同時にサイズが大きくなるデメリットともいえます。
そのため、情報密度が多く狭いスペースにCode39を使用する場合にはスキャナのスペックにより読取りできるかどうか左右されるため、
事前にデモ機で評価を行うことを推奨いたします。
Honeywellのバーコードスキャナは傷、汚れにも強く、小さいバーコードの読み取りにも対応しているため、
現場環境にて"読み取れない"などのお声があればお気軽にお問い合わせください。
Code39の読み取りに最適なバーコードリーダー
Code128を始めとした様々なバーコードを正確に読み取るHoneywellのバーコードリーダーは、世界中のビジネス現場で採用されています。弊社では運用に合わせた製品の選定サポートから、ご評価用デモ機の手配、導入後のサポートまで一貫して行っております。あらゆるコードを瞬時に読み取るHoneywellのバーコードリーダーをお試しください。